会議のある1日
9時半、客先での打ち合わせ。 iPhoneを机に置き、録音を開始します。「議事録を作成したいので、録音させていただいてもよろしいでしょうか」とひと言。目的を伝えれば、断られることはそう多くありません。そこからの50分は、書き写すのではなく聞くことに使えます。
12時40分、ランチでの1on1。 机に何かを置くような場ではありませんし、途中でiPhoneを取り出せば相手の話し方が変わります。Apple Watchから録音を始めれば、iPhoneは鞄の中のままです。席に戻るころには、いつもと同じノートができています。
15時、社内のワークショップ。 4人で90分。長い会議は長い文字起こしになり、そこで効いてくるのが話者分けです。4つの声に一度名前を付ければ、どこまでやるかをめぐるやり取りが「人と人の議論」として読めます。
17時半、退社の20分前。 3件のノートから3本の議事録を作ります。客先の分は客先へ、ワークショップの分はプロジェクトのチャンネルへ。日付まで決めたのか、持ち帰って確認すると言ったのか。思い出せない一点だけは、90分の音声を頭出しする代わりにノートに質問します。
対面の会議のために作られています
やることは単純です。いま自分がいる部屋で録音を始め、話された内容を話者ごとに分かれた形で受け取り、送る文書の形を選ぶ。机をはさんだ会議の議事録に必要なのは、それだけです。
Limemoが録音するのは、いま自分がいる部屋です。ZoomやGoogle Meet、Teamsの会議に入るボットはなく、カレンダーへのアクセスも求めません。
オンライン会議の分は、録画ファイルから同じことができます。ZoomやTeamsで保存した録画をiPhoneに保存して読み込めば、文字起こしも要約の形式も、自分で録音した会議と変わりません。手順はiPhoneで動画を文字起こしする方法にまとめています。
議事録の自動作成というと、会社が契約して全社に入れるサービスの話になりがちです。Limemoは個人のiPhoneだけで完結します。申請する相手も、通す決裁もありません。
録音は失われません。着信があれば一時停止し、そのあと再開します(タップが必要な場合もあります)。空き容量がなくなったときは、10秒以上の録音は保存して終了します。アップロードに失敗した録音はホーム画面に残り、再試行できます。90分のワークショップは、もう一度やり直せるものではありません。
実際に差がつくのは、細かいところ
準備が要りません。 招待も、リンクも、管理者への申請もありません。録音しようと決めてから録音が始まるまでがワンタップです。録音しようと思うのはたいてい席についてからなので、ここが効きます。
Apple Watchは、この用途ではおまけではありません。 立ち話、廊下での相談、移動中、会食。iPhoneを机に出しにくい場面ほど、あとで記憶を頼りに書く羽目になります。Apple Watchでの録音で、手首側の動作とiPhoneを待つ処理を説明しています。
文字起こしは記録、要約は下書き。 文字起こしは一度作られたら、話された内容の記録として残ります。要約のほうは送る前に書き直せて、直した結果が悪ければ元に戻せます。客先に送る文書だからこそ、この分け方に意味があります。
何を入れて何を落とすかという議事録そのものの作法は、議事録の書き方と、録音から作る手順にまとめています。

